エホバの証人: ものみの塔協会公式ウェブサイト

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聖書

聖書は実際に何を教えていますか

第9章

今は「終わりの日」ですか


  1. 神に関する真理とは何ですか
  2. 聖書—神からの書物
  3. 神は地球についてどんな目的をお持ちですか
  4. イエス・キリストはどんな方ですか
  5. 贖い—神からの最大の贈り物
  6. 死者はどこにいますか
  7. 亡くなった愛する人についての確かな希望
  8. 神の王国とは何ですか
  9. 今は「終わりの日」ですか
  10. 霊の被造物—人間にどんな影響を与えていますか
  11. 神はなぜ苦しみを許しておられるのですか
  12. 神に喜ばれる生き方をする
  13. 命に関する敬虔な見方
  14. どうすれば幸福な家庭を築けますか
  15. 神に是認される崇拝
  16. 真の崇拝の側に立つ
  17. 祈りによって神に近づく
  18. バプテスマ,そして神とあなたとの関係
  19. 神の愛のうちにとどまる

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聖書には,現代のどんな出来事が予告されていましたか。

神の言葉は,「終わりの日」に人々がどのようになると述べていますか。

聖書は「終わりの日」について,どんな良いことを予告していましたか。

テレビのニュースを見て,『この世界はどうなってしまうのか』と考えたことがあるでしょうか。あまりに突発的に悲惨な事件が起こるので,明日のことはだれにも分からないほどです。(ヤコブ 4:14)しかしエホバは,将来のことをご存じです。(イザヤ 46:10)神の言葉 聖書は遠い昔から,今この時代に生じている悪い事柄だけでなく,近い将来に起こるすばらしい事柄も予告しています。

2 イエス・キリストは神の王国について語りました。その王国は悪を終わらせ,地上を楽園にします。(ルカ 4:43)人々は,いつ王国が来るのかを知りたいと思いました。実際イエスの弟子たちも,「あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」と尋ねています。(マタイ 24:3)イエスはそれに答え,この事物の体制の終わりがいつ来るかを正確に知っているのはエホバ神だけである,と言われました。(マタイ 24:36)しかしイエスは,王国が真の平和と安全を人類にもたらす直前に地上で生じる事柄については予告しておられます。イエスの予告した事柄はいま生じています。

3 わたしたちが「事物の体制の終結」の時に生きているという証拠を検討する前に,人間の目では見ることのできなかった戦争について簡単に調べておきましょう。その戦争は,目に見えない霊の領域で起きましたが,その結果はわたしたちに影響を及ぼしています。

天での戦争

4 この本のすぐ前の章では,イエス・キリストが1914年に天で王になったことが説明されました。(ダニエル 7:13,14)イエスは,そのすぐ後に行動を起こされました。聖書はこう述べています。「天で戦争が起こった。ミカエル[イエスの別名]とその使いたちが龍[悪魔サタン]と戦った。龍とその使いたちも戦った」。* サタンとその邪悪な使いである悪霊たちはその戦いに敗れ,天から地に投げ落とされました。神に忠実な霊の子たちは,サタンと配下の悪霊たちがいなくなったことを歓びましたが,人間はそのような喜びを味わうわけではありません。むしろ聖書はこう予告しています。「地……にとっては災いである。悪魔が,自分の時の短いことを知り,大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」。—啓示 12:7912

5 天での戦争が生み出す結果にどうぞ注目なさってください。サタンは激しく怒って,地上にいる人々に災いをもたらします。この後で学びますが,わたしたちは今,その災いの時に生きています。しかし,その時は比較的わずかな期間,つまり『短い時』しか続きません。サタン自身もその点を悟っています。聖書はその期間を「終わりの日」と呼んでいます。(テモテ第二 3:1)悪魔が地にもたらした影響を神が間もなく除き去ってくださるというのは,なんと喜ばしいことなのでしょう。では,聖書に予告されていて,今まさに生じている事柄の幾つかを調べてみましょう。それらの出来事は,わたしたちが終わりの日に生きていることと,神の王国がエホバを愛する人たちに間もなく永遠の祝福をもたらすことの証拠となります。まず,この時代の特色になるとイエスが言われたしるしの四つの面を調べましょう。

終わりの日の主要な出来事

戦争,飢きん,自然災害の絵

6 「国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上が(る)」。マタイ 24:7)20世紀に戦争で死んだ人の数は幾千万にも及びます。英国のある歴史家はこう書きました。「20世紀は有史以来,最も残忍な世紀だった。……ほとんど絶え間なく戦争が続き,組織的な武力紛争がどこにもなかった時期は少なく,その時期も長くは続かなかった」。ワールドウォッチ研究所の報告はこう述べています。「[20]世紀における戦争犠牲者の数は,西暦1世紀から1899年までに起きた戦争の犠牲者全体の3倍になる」。1914年以降の戦争による死者は1億人を超えています。愛する人を一人戦争で失う悲しみは理解できても,その何千万倍もの人が味わう惨めさと苦痛は,わたしたちの理解を超えています。

7 『食糧不足がある』。マタイ 24:7)研究者たちによれば,生産される食糧は過去30年間に大幅に増加しました。それでも食糧不足は続いています。食べ物を買うお金や,作物を育てる土地を買うお金のない人が多いからです。発展途上国では,一日1㌦以下の収入で生活しなければならない人が10億人以上もいます。そのうちの大部分は慢性的な飢えに苦しんでいます。世界保健機関の推定によれば,毎年500万人余りの子どもたちが,おもに栄養失調のために死亡しています。

8 『大きな地震がある』。ルカ 21:11)米国地質調査所によると,1990年以降だけを見ても,建物に損害を与え,地割れを起こす大きな地震が,年平均17回発生しています。また,建物が壊れるほどの大地震も,平均すると年に1度起こっています。別の資料はこう述べています。「地震のため過去100年間に幾十万という人命が奪われた。科学技術は向上したが,死者の数はわずかに減少したにすぎない」。

9 『疫病がある』。ルカ 21:11)医学の進歩にもかかわらず,昔からある病気に加えて新種の病気が人類を苦しめています。ある報告によれば,ここ数十年の間に,結核,マラリア,コレラなど古くから知られてきた20の病気がそれ以前より多く発生し,ある種の病気は次第に薬では治りにくくなっています。実際,少なくとも30の病気が新たに登場しました。その中には治療法が分からず,命を脅かすものもあります。

終わりの日の人々

神の言葉の賢明な導きを無視する人は少なくない

10 聖書は,世界の幾つかの出来事の意味を明らかにするだけでなく,終わりの日の特色として,人間の社会が変化することも予告していました。使徒パウロは,一般に人々がどのようになるかを説明しました。テモテ第二 3章1‐5節は,「終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます」と述べています。パウロは人々が,例えばこのようになると語りました。

11 あなたの住む地域でもそのような傾向が見られるでしょうか。きっと見られるでしょう。悪い特質を持った人は至るところにいます。このことは,神が間もなく行動を起こされるということを示しています。聖書は,「邪悪な者たちが草木のように芽生え,有害なことを習わしにする者たちが皆咲き出るとき,それは彼らが永久に滅ぼし尽くされるためなのです」と述べているからです。—詩編 92:7

明るい出来事

12 終わりの日は聖書の予告どおり,まさに災いで満ちています。しかし,問題の多いこの世界にあっても,エホバの崇拝者の間には明るい出来事があります。

「王国のこの良いたよりは……人の住む全地で宣べ伝えられる」。—マタイ 24:14

良いたよりを宣べ伝えているエホバの証人

13 「真の知識が満ちあふれる」と,聖書のダニエル書は予告していました。それはいつ生じるのでしょうか。「終わりの時」の間です。(ダニエル 12:4)とりわけ1914年以降,エホバは,ご自分に仕えて聖書の理解を増し加えたいと心から願っている人たちを助けてこられました。その人たちは,神のみ名と目的,イエス・キリストの贖いの犠牲,死者の状態,復活などに関する貴重な真理への認識を深めてきました。さらに,エホバを崇拝する人たちは,自分たちに益となり,神に賛美をもたらす生き方を学んできました。また,神の王国の果たす役割と,神の王国がどのように地上の問題を正すかについて,より明確な理解を得るようになりました。その知識をどのように用いるのでしょうか。その質問については,今の終わりの日に成就している別の預言を見てみましょう。

14 「王国のこの良いたよりは,……人の住む全地で宣べ伝えられるでしょう」。イエスは「事物の体制の終結」に関する預言の中でそう言われました。(マタイ 24:314)王国の良いたよりは地上の全域で宣べ伝えられています。つまり,この王国とはどんなものか,何を行なうか,どうすればその祝福を得られるかということが,230を超える国や地域で,400余りの言語によって宣べ伝えられています。幾百万というエホバの証人は,王国の良いたよりを熱心に宣べ伝えています。証人たちは「すべての国民と部族と民と国語」から来ています。(啓示 7:9)聖書が実際に教えていることを知りたいと願う幾百万もの人々と無料の家庭聖書研究を行なっています。預言が何とすばらしく成就しているのでしょう。真のクリスチャンは「すべての人の憎しみの的」になるとイエスが予告されたことを考えれば,とりわけそのすばらしさが分かります。—ルカ 21:17

あなたはどうされますか

15 数多くの聖書預言が今日成就しているので,あなたも,今が終わりの日であることに同意されるのではないでしょうか。エホバが十分とみなされるまで良いたよりが宣べ伝えられた後,必ず「終わり」が来ます。(マタイ 24:14)ここで言う「終わり」とは,神が地上の悪を除き去る時のことです。神に意識的に反対する者すべてを滅ぼすため,エホバはイエスと強力なみ使いたちを用います。(テサロニケ第二 1:6‐9)サタンと配下の悪霊たちが国々を悪い方向に導くことはもうありません。その後,神の王国は,神の義にかなった支配に従う人すべてに祝福を注ぎます。—啓示 20:1‐3; 21:3‐5

16 サタンの体制の終わりが近いので,『自分は何を行なっているべきだろうか』と自問する必要があります。エホバについても,エホバがわたしたちに求めておられることについても,さらに学び続けるのは賢明なことです。(ヨハネ 17:3)聖書を真剣に学んでください。エホバのご意志を行なうように努力する人たちと定期的に交わることを習慣にしましょう。(ヘブライ 10:24,25)エホバ神が世界中の人々のために用意された豊富な知識を取り入れ,生活の中で必要な変化を遂げて,神の恵みが得られるようにしてください。—ヤコブ 4:8

17 ほとんどの人は今が終わりの日であることの証拠を無視する,とイエスは予告されました。邪悪な人々の滅びは突然,思わぬ時にやって来ます。夜の盗人のように,大半の人の不意を突くものとなります。(テサロニケ第一 5:2)イエスはこう警告されました。「人の子の臨在はちょうどノアの日のよう……です。洪水前のそれらの日,ノアが箱船に入る日まで,人々は食べたり飲んだり,めとったり嫁いだりしていました。そして,洪水が来て彼らすべてを流し去るまで注意しませんでしたが,人の子の臨在の時もそのようになるのです」。—マタイ 24:37‐39

18 そのためイエスは人々にこう告げました。「食べ過ぎや飲み過ぎまた生活上の思い煩いなどのためにあなた方の心が押しひしがれ,その日が突然,わなのように急にあなた方に臨むことがないよう,自分自身に注意を払いなさい。それは,全地の表に住むすべての者に臨むからです。それで,起きることが定まっているこれらのすべての事を逃れ,かつ人の子の前に[是認されて]立つことができるよう,常に祈願をしつつ,いつも目ざめていなさい」。(ルカ 21:34‐36)イエスの言葉を心に留めるのは賢明なことです。なぜでしょうか。エホバ神と,「人の子」イエス・キリストの是認を得ている人々には,サタンの事物の体制の終わりを生き残り,間近に迫ったすばらしい新しい世で永久に生きるという見込みがあるからです。—ヨハネ 3:16ペテロ第二 3:13

聖書は何を教えていますか


*  ミカエルがイエス・キリストの別名であることについては,付録をご覧ください。


研究用の質問

1 将来のことは,何によって知ることができますか。

2,3 弟子たちはイエスにどんな質問をしましたか。イエスはどうお答えになりましたか。

4,5 (イ)イエスが王として即位したすぐ後,天で何が起きましたか。(ロ)啓示 12章12節によると,天での戦争はどんな結果を生み出すことになっていましたか。

6,7 戦争と食糧不足に関するイエスの言葉は,今日どのように成就していますか。

8,9 地震と疫病に関するイエスの預言が的中していることは,何から分かります

10 今日の人々には,テモテ第二 3章1‐5節に予告されているどんな特質が見られますか。

11 詩編 92編7節は,邪悪な者たちがどうなると説明していますか。

12,13 どのように「真の知識」は,この「終わりの時」に満ちあふれてきましたか。

14 今日,王国の良いたよりを宣べ伝える業はどれほど広く行なわれていますか。その業を行なっているのはだれですか。

15 (イ)あなたは,今が終わりの日であることを信じますか。そう思われるのはなぜですか。(ロ)エホバに反対する人たちにとって,また,神の王国の支配に服する人たちにとって,「終わり」は何を意味しますか。

16 あなたにとって,どうするのは賢明なことだと思いますか。

17 邪悪な人々の滅びが,大半の人の不意を突くものとなるのはなぜですか。

18 イエスのどんな警告を心に留める必要がありますか。

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2005年発行